今回は、日本発のコンテンポラリーブランド「CFCL」についてご紹介します。デザイナー高橋悠介氏が手掛けるこのブランドは、最先端の技術とサステナビリティを融合させた独自のスタイルで注目を集めています。
CFCLとは？
CFCLは「Clothing For Contemporary Life」の頭文字を取ったブランド名で、その名の通り現代のライフスタイルに適した衣服を提案しています。高橋悠介氏は、約10年間「イッセイ ミヤケ メン」で経験を積み、2020年に独立してCFCLを設立しました。ブランドの核となるのは、3Dコンピューター・ニッティング技術を駆使したタイムレスなデザインと、環境への配慮を重視したものづくりです。
デザインと特徴
CFCLのアイテムは、シンプルでありながら立体的なシルエットが特徴です。「POTTERY（ポッタリー）」シリーズは、壺のようなふっくらとした曲線美が魅力で、ワンピースやトップス、スカートなど多彩なラインナップを展開しています。これらのデザインは、3Dコンピューター・ニッティング技術によって実現され、無縫製で仕上げられるため、着心地の良さと美しいフォルムを兼ね備えています。
サステナビリティへの取り組み
CFCLは、環境への配慮をブランドの重要な柱としています。ウール100％の商品以外には、GRS（Global Recycle Standard）認証を取得した再生素材を積極的に採用し、全プロダクトの約70％が再生素材で構成。また、サプライチェーンの透明性を高めるため、使用する素材や生産背景を公開し、消費者が安心して選べるよう努めています。
さらに、日本のファッションブランドとして初めてBコーポレーション（B Corp）認証を申請し、社会や環境に配慮した企業としての責任を明確にしています。このような取り組みにより、CFCLはファッションを通じて持続可能な社会の実現に貢献しています。
機能性と日常使い
CFCLのアイテムは、デザイン性だけでなく機能性も追求。自宅で洗濯可能で速乾性に優れた素材を使用しており、忙しい現代人のライフスタイルにフィットします。また、シワになりにくく、長時間の着用でも快適さを保つため、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで幅広く活躍します。
まとめ
CFCLは、最先端の技術とサステナビリティを融合させた日本発のコンテンポラリーブランドです。高橋悠介氏の卓越したデザインセンスと環境への深い配慮が詰まったアイテムは、現代の多様なライフスタイルに寄り添い、ファッションを通じて持続可能な未来を提案しています。ぜひ一度、CFCLのコレクションを手に取って、その魅力を実感してみてください。